1億3,000万人のユーザーを抱えるメタバースサービス「Roblox(ロブロックス)」は7月16日、Robloxアプリ内に新たにモバイルファーストの制作タブ「Build」を追加すると発表した。
Buildは、AIに自然言語で指示を出すことでシステムを開発する「バイブ・コーディング」ツールで、ユーザーは、ChatGPT風のテキストプロンプトを「基本的なゲーム」に変換可能。Roblox創業当初の「ゲームはあなたが作る」というシンプルなアイデアを、これまで以上に前進させるものとしている。
例えば「鬱蒼とした森を舞台に、環境的な障害物がある居心地の良いアドベンチャーゲームを作ろう」というプロンプトをBuildが受け取ると「クリエイターが改良を重ね、プレイテストを行い、友人と共有したりRobloxに公開したりするための出発点を自動的に生成する」という。
この機能は、7月28日よりニュージーランドのユーザーを対象にパブリックアルファ版として提供され、対象を順次拡大する予定。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「Robloxは少し変わったサービスだ。世界1億3,000万人が集うが、運営会社はゲームをほとんど作らない。ユーザーが作ったゲームを、別のユーザーが遊ぶ。この「ゲームはあなたが作る」という創業時の思想で、動画のYouTubeがそうしたように、作り手と遊び手の境界を溶かしてきた。
ただ、これまでは壁があった。遊ぶのは誰でもできても、作るには専用ツールを学ぶ根気が要ったのだ。新機能「Build」は、その最後の壁に挑む。
スマホから文章でAIに頼むだけで、ゲームの土台ができあがる。改良し、試し、公開する——創作の入り口が、おしゃべりの気軽さまで下がった。遊んでいた1億人が、明日は作る側に回るかもしれない。ゲームの世界でもAIのちからで、無数の素人の作品から時代を代表するヒットが生まれる土壌が耕されているのかもしれない。」














