Netflixは4月30日、モバイルアプリを刷新。ユーザーの好みに合わせたドラマ、映画、特別番組のクリップ(短編動画)を表示する縦型動画フィード「Clips」を導入する。
フィードから直接、気に入った作品を「マイリスト」に追加したり、ソーシャルメディアなどで共有したり、詳細を確認したりできる。将来的には、ポッドキャストやライブ番組、ロマンスや特定の趣味といったジャンル別のコレクションなども追加される予定だ。
同機能はまず、米国、英国など9カ国で提供を開始し、今後数カ月でその他市場にも順次展開する計画だ。
PeacockやTubiといった他のストリーミングサービスも、モバイル向けに縦型動画のコンテンツを追加している。Netflixのエリザベス・ストーン最高製品・技術責任者は昨年10月、縦型動画を試験導入していることに言及した際、自社はTikTokと競合しようと試みているわけではないと話していた。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「Netflixが「Clips」と呼ぶ縦型動画フィードを導入したという発表は、配信プラットフォームの設計がさらに「視聴の入口」を意識した段階に入ったことを物語る。これまでサムネイル一覧やレコメンドカードで作品を発見させてきた構造に、TikTok型の縦スクロール動画フィードを重ねる形だ。気に入ったクリップから直接「マイリスト」追加・SNS共有・詳細確認まで進める動線設計は、本編再生という最終目的までの距離を一段縮める。今後ポッドキャスト、ライブ番組、ジャンル別コレクションへ拡張される計画も含めれば、「動画ライブラリ」から「コンテンツ発見プラットフォーム」への変容が一段進む形となる。エリザベス・ストーン最高製品・技術責任者が「TikTokと競合するわけではない」と昨年10月に語っていたとおり、勝負軸は競合ではなく自社の発見性向上にある。」














