テレビ朝日が開発した「AIを用いた放送用ヒューマンキーヤー」が、日本の放送および映像技術における主要な3つのアワードを受賞した。人物像認識AIと最新のXR技術を組み合わせたシステムで、その革新性と実用性が業界内で高い評価を獲得している。受賞したアワードは、2025年日本民間放送連盟賞技術部門優秀賞、2025年度一般社団法人映像情報メディア学会「技術振興賞」コンテンツ技術賞、MPTE AWARDS 2026第79回技術開発奨励賞の3つ。
本システムは、AIを活用して人物のシルエットを抽出する技術を実装し、人物の背後にCGがあるような映像表現を生放送で実現可能にした。従来必要だった緑色の専用背景(グリーンバック)を使わずとも、屋外や仮設スタジオなど場所を選ばず容易にCG合成が可能となり、制作コストの削減や作業効率の向上、映像表現の自由度向上を実現した。
2025年度では100件以上の放送実績を数え、「MUSIC STATION SUPER LIVE」でのAR演出、「報道ステーション」などの天気中継、「サタデーステーション」「ミラノ・コルティナ五輪」のスタジオ演出などで導入・実用化が進んでいる。














