デジタル庁は、ガバメントクラウドにおける唯一の国産クラウドである「さくらのクラウド」に国産基盤モデルを組み合わせることで、ガバメントAI「源内」における中核的システムを戦略的に国産で構成することを実現した。本件は、政府がガバメントクラウド上で「さくらのクラウド」を実利用する初めての事例(第一号案件)となる。

デジタル庁は、政府によるAI活用を社会実装の起点とするため、源内の実装に向けた取組を推進しており、今年度の大規模実証では5社の国産基盤モデルを試用する予定。その一部については、令和8年度の政府共通クラウドサービスのガバメントクラウドとして選定された「さくらのクラウド」(さくらインターネット提供)で基盤モデルを稼働させる。今年度の大規模実証では、クラウド及び基盤モデルの有用性・信頼性・経済性等を検証し、来年度以降の調達の在り方を検討する。

試用するのは、NTTデータ(tsuzumi 2)、富士通(Takane 32B)、Preferred Networks(PLaMo 2.0 Prime)の3種類の基盤モデル。デジタル庁内及び複数の省庁向けに提供される源内のチャット機能において国産基盤モデルを提供し、既に源内で使用している他の基盤モデルとのA/Bテスト(利用者にランダムに出力結果をブラインドで提示し、どちらが好みであるかを選択させることでモデルを比較・検証する手法)により評価を行う。試用による評価は、本年8月までに実験環境を構築し、本年9月から11月の期間に複数回の実験を実施する。