KADOKAWAは、7月2日から7月5日にロサンゼルスで開催された「Anime Expo 2026」にて、海外在住の漫画クリエイターが自身の作品を持ち込み、KADOKAWAの漫画編集者が直接講評を行う企画「OnSITE Portfolio Review」(海外出張編集部)を初開催した。海外マンガ編集部の編集者が現地に赴き、米国を中心に世界各国から集まった漫画クリエイターに対し作品講評やアドバイスを直接行ったほか、今後の創作活動や日本での商業デビューを目指すうえでの相談にも応じた。
参加者を対象に実施したアンケートでは、参加者全員が「日本の編集者に直接作品を見てもらい、客観的な評価やアドバイスを受けたかった」と回答し、約9割が「日本での商業デビュー・連載を目指している」と回答した。創作のきっかけや影響を受けた作品としては『チェンソーマン』『ダンジョン飯』『ベルセルク』などの作品名や、藤本タツキ、白浜鴎、冨樫義博などの名前が挙がった。
イベント終了後には「編集者と直接話したことで、自分が感じていた『日米の異なるコミック文化の間にある壁』が崩れ、日本で漫画家を目指すために何をすべきかが明確になりました」「欧米コミックスをルーツに持つ自分ならではの力強い画風と、日本のマンガで好まれる表現を組み合わせることで、独自の作品にできる可能性を感じました」「編集者が短時間で自分の強みや課題を見抜き、今後何を伸ばすべきかをアドバイスしてもらえました」「絵だけでなく魅力的なキャラクターを生み出すことの大切さを学びました」といった感想が寄せられた。また、「今回受けたアドバイスを反映した作品を、またKADOKAWAの編集者に見てもらいたい」「今後はマンガコンテストや持ち込みにも積極的に挑戦したい」といった声も聞かれた。
「OnSITE Portfolio Review」は、今後、台湾や東南アジアでも開催を予定している。KADOKAWAは今後も、海外クリエイターと漫画編集者がつながる機会を創出し、新たな才能の発掘や創作活動を支える取り組みを展開するとしている。
海外マンガ編集部 コメント
今回の「OnSITE Portfolio Review」海外出張編集部では、日本のマンガ市場を目指す海外のクリエイターの皆さんと直接お会いし、作品を見ながら話すことで、その熱意と作品づくりに対する考え方に触れることができました。
特に、グラフィックノベルやアメリカン・コミックスをルーツとするクリエイターも多く、それぞれの強みを日本のマンガ表現にどのように生かしていくか、作品の方向性について意見を交わす場面が多くありました。こうしたやり取りができたことは、開催地であるアメリカならではの特徴だったと感じています。
また、編集部としても、海外クリエイターならではの発想や表現の魅力を、日本の読者へどのように届けるのかについて改めて考える機会となりました。
今回の経験を、今後の海外クリエイター支援にも生かし、今後開催予定のその他の地域でも多くのクリエイターの皆さんとの新たな出会いを楽しみにしております。














