今年で35回目を迎える北米最大級の日本ポップカルチャーフェスティバル「アニメエキスポ2026(AX 2026)」が、ロサンゼルス・コンベンションセンターで7月2〜5日に開催。デジタルメディア「テックタイムズ」がイベントを総括した。

7月3日に行われたソニーグループ傘下のアニメ専門ストリーミングサービス「Crunchyroll(クランチロール)」のショーケースでは、TVアニメ『俺だけレベルアップな件』の劇場版の製作決定が発表された。また、大友克洋監督のアニメ映画『AKIRA』4K IMAX版の北米での劇場再上映や、2027年1月配信開始予定のアニメ『気になってる人が男じゃなかった』のオープニングテーマにニルヴァーナ「Breed」が決定したこと(デイヴ・グロールが動画出演で発表)も明かされた。さらに、2027年公開予定のアニメ『ゴースト・オブ・ツシマ 冥人奇譚』のキャラクターデザインの初公開、2027年4月に配信開始予定のアニメ『カグラバチ』の第1話の冒頭20分間のワールドプレミア上映なども行われた。

ワーナー・ブラザース・ジャパンは、アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』のパネルディスカッションで第2&第3ステージのNetflix配信開始日(9月25日)を発表。東宝アニメーションは、劇場版『薬屋のひとりごと』の日本公開日(12月11日)や予告映像などを公開した。今秋Netflixで配信開始予定のアニメ『サイバーパンク: エッジランナーズ2』のワールドプレミア上映には約6,000人が集まった。

このほか、トリガー、Production I.G、WIT STUDIOによるパネルディスカッション、TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇』の先行エピソード上映なども行われた。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「毎年約10万人が来場する北米最大級の日本ポップカルチャーの祭典「アニメエキスポ2026」がロサンゼルスで開催され、世界のアニメブームを支えるソニー傘下のアニメ配信サービス「Crunchyroll(クランチロール)」のショーケースが最大の注目を集めた。

『俺だけレベルアップな件』劇場版の製作決定、『AKIRA』4K IMAX版の北米再上映、ゲーム原作『ゴースト・オブ・ツシマ 冥人奇譚』のキャラクターデザイン初公開と、発表の多くがアニプレックス、PlayStation、ソニー・ミュージックといったグループ各社の資産を横断しており、製作から配信、劇場、ゲームまでを貫く垂直統合の布陣が可視化された。

『気になってる人が男じゃなかった』の主題歌にニルヴァーナ「Breed」が起用され、デイヴ・グロール本人の動画で発表される一幕も。日本のアニメがハリウッドの中心で産業の主役として扱われる光景に、コンテンツビジネスの重心の変化が表れている。」