まるで超能力者。SNSで映えるシネマティック演出。突進してくる車を軽々と飛び越える。そんな映画級シーンが、今はスマホ編集だけでかんたんに作れてしまう。

特別なCGスキルは不要。必要なのは「2本の動画」と「編集アプリ」だけだ。

この記事では、話題の”車を飛び越えるジャンプ演出”の作り方を、ステップごとに解説する。

この映像は、実写でジャンプの動きを撮影し、別で撮影した車の映像をCupCutで合成。さらにスピード調整とキーフレームで”浮遊感”を作ることで完成する。

ポイントは「ジャンプの瞬間の動き」をしっかり作ること。

制作フロー

Step 1:ジャンプの動きを撮影する

まずカメラを三脚に固定する。その状態で車を飛び越えるようなジャンプ、しっかり踏み込む動き、空中で止まる意識を演じて撮影する。

その後、同じ構図のまま、人がいない状態で、車が通り過ぎる映像を撮影する。ここでカメラを動かさないのが重要。

Step 2:スローモーションを作る

CapCutなどの編集アプリを開き、ジャンプしている動画のみを読み込む。「速度」→カスタムカーブでジャンプの瞬間だけスローにする。これで”浮いてる感”が一気に出る。一度書き出しておく。

Step 3:合成と浮遊演出

次に書き出したジャンプ動画と車が走る動画を両方読み込む。ジャンプ動画を「オーバーレイ」に設定し、背景削除を適用。そのうえでジャンプの瞬間は上に浮かせるキーフレーム、着地の瞬間は元に戻すキーフレームを設定する。これで”実際に飛び越えたような動き”が完成する。

Step 4:仕上げ

最後に車の走行音、風切り音、衝撃系SEを加えると一気にリアルになる。

クオリティを上げるコツは、ジャンプは大きく、空中で止まる意識を強く、カメラは絶対に固定、影と光の向きを揃えること。素材の精度がそのまま完成度に直結する。

このように、実写と編集(スロー・合成)の2ステップだけで、映画のようなワンシーンが作れる。

AIがなくても、工夫次第でここまでできる時代。想像力と編集技術で、映像表現はどこまでも拡張できる。