ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)は、組織再編の一環で、映画、テレビ、本社部門の若手・中間管理職を対象に、数百人規模の削減を進めているようだ。入手した従業員宛ての電子メールを基に、米エンターテインメント業界誌バラエティー(Variety)などが4月7日伝えた。
情報筋によると、今回の人員整理はコスト削減を目的としたものではなく、重要分野にリソースを集中させるための措置。フランチャイズ戦略やブランド拡張(ゲームショー含む)、アニメ、体験型コンテンツ、次世代コンテンツ、プラットフォーム特化型コンテンツ(YouTubeなど)といった重要分野の成長に注力する考えだ。
この一環で、ゲームショー事業の統合、ノンフィクション部門の再編、VFX制作会社ピクソモンド(Pixomondo、PXO)の閉鎖などが行われる見通し。
なお、ウォルト・ディズニー・カンパニーも主に、マーケティング部門を対象に、向こう数カ月で最大1,000人を整理すると報じられている。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「ソニー・ピクチャーズが数百人規模の組織再編を進めている。注目すべきは「コスト削減ではなく重要分野へのリソース集中」という説明だ。フランチャイズ戦略、アニメ、体験型コンテンツ、プラットフォーム特化型コンテンツ——残すものが明確な分、切り捨てるものも明確だ。
VFX制作会社ピクソモンドの閉鎖は象徴的で、内製VFXよりCinemersive Labs買収で技術を取り込む方向へのシフトと重なる。ディズニーも最大1,000人の削減を進めており、ハリウッドの二大スタジオが同時期に組織を絞り込んでいる。
パラマウントのWBD買収、UMGへのパーシングの提案——エンタメ産業全体で大型再編が進む中、各社が「何で戦うか」を問い直している。
ソニーが残すと表明したアニメと体験型コンテンツは、日本市場とも直結する領域だ。KPOPガールズ!でアニメ×音楽の新地平を開いたソニー・ピクチャーズが、次にどんな形でその強みを活かすかが注目される。」














