Discordは10月27日(米国時間)、公開サーバー内の会話をGoogle検索などのWeb検索から見つけられるようにする新機能を発表した。11月から段階的に導入され、日本では自分の投稿を公開するかどうかの設定が初期状態で「オン」になる。何が変わり、利用者は何に気をつけるべきか。前提から整理したい。

Discordの会話はなぜ検索できなかったのか

Discordは月間2億人以上が使うとされるチャットサービスで、ゲームコミュニティの拠点として定着した。海外メディアのPC Gamerによれば、2026年3月のGDCで同社のデータサイエンティストが、IMDbに登録された未発売ゲーム約2,500本のうち約48%がすでに公式サーバーを開設していると説明したという。

かつて攻略情報やQ&Aは掲示板やWikiに蓄積され、検索すれば誰でも辿り着けた。だがDiscordの会話は原則としてサーバーに参加しなければ読めず、検索結果にも表示されない。Discord自身も公式ブログで、掲示板の多くがDiscordへ移った結果、価値ある情報が会話の中に閉じ込められたと認めている。今回の機能は、この「外から見えない」問題への回答といえる。

対象は大規模な公開サーバーに限定

対象は「Discoverable Servers」と呼ばれるサーバーに限られる。メンバー1,000人以上、開設から8週間以上が経過し、活動や安全性の要件を満たしたうえで、管理者が「サーバー発見」機能に登録したもので、招待リンクなしで誰でも参加できる。現在6万3,000以上が該当し、プライベートサーバーやDM、グループDMは対象外だ。

導入は2段階で進む。まず11月16日から、すべての対象サーバーに紹介用のWebページが設けられ(未作成なら自動で公開)、公開チャンネルの話題を自動で要約した「チャンネルの概要」が載る場合もある。続いて12月中旬から順次、公開チャンネルの投稿そのものがWebページや検索結果に表示され始める。ユーザー名やアバターは表示されず、12月中旬より前の投稿も対象外だ。公開対象のチャンネルにはラベルが付く。すでに『Dead by Daylight』や『Rust』の公式サーバーでは、運営側の投稿に限って試験運用が行われている。

日本は「初期設定オン」オフにする方法は?

注意したいのは地域差だ。EU、英国、カナダ、ブラジル、オーストラリア、韓国では法的制限を理由に初期設定がオフとなる一方、日本では公開対象のチャンネルでの投稿は、本人が設定を変えない限り表示されうる。なお10代のユーザーは、地域を問わず対象外だ。

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