Netflixは9月22日、大ヒットアニメ『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』をモチーフにした没入型アトラクションを、常設体験型エンターテインメント施設「Netflix House」で展開すると発表した。

Netflix Houseは、入場無料で、映画やドラマにちなんだ有料のアトラクション、ゲーム、レストラン、ショップ、写真撮影スポットなどを備えた施設。米ダラスとフィラデルフィアにあり、前者では11月12日、後者は11月20日に同没入型アトラクション「KPop Demon Hunters: The Immersive Experience」がオープン予定だ。

このアトラクションでは、HUNTR/Xのワールドツアー初日にグィマ(悪魔の王)が乱入。来場者がアニメーションのHuntr/xと共に、ホンムーン(結界)を復活させ、ネオンに彩られたソウルを再現した街中で悪魔を狩るミッションに挑む。インタラクティブなセットやスクリーン、3D技術、生身の俳優、特注のアニメーションが物語に命を吹き込み、体験全体を通して映画の楽曲が流れる。会場では、ダーピー(虎)とスージー(鳥)のパペットにも会える。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「Netflixが、大ヒットアニメ『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の没入型アトラクションを、自社の常設施設「Netflix House」で始める。ネオンのソウルを再現した街でHUNTR/Xと共に悪魔を狩る、俳優と3D技術を組み合わせた体験だ。この動き、単発の企画ではなく、いま業界を貫く大きな潮流の一部である。ラスベガスでは球体劇場Sphereが『オズの魔法使い』を年数百億円級の興行に育て、体験企画のFeverは「AIが置き換えられない対面体験」を掲げ約400億円を調達したばかり。ソニー系のCosmはドーム型施設で映画の没入上映を広げる。画面の中で無限に観られる時代に、各社が競って「わざわざ出かける理由」を作り始めたのだ。家で観るのが本業のNetflixまでが、である。配信で作品を当て、施設で世界に浸らせ、グッズと飲食で回収する。ヒットIPの果実を刈り取る動線は、テーマパークの原理そのものだ。配信の次の主戦場は、現実の街角なのかもしれない。」