Spotifyは4月27日、オンラインフィットネス事業を手がける米Peloton(ペロトン)とのコンテンツ提携を発表。Spotifyプラットフォーム上に新設される「フィットネス」カテゴリーに、フィットネスコンテンツを統合する。
特定市場のSpotify有料ユーザーは、Pelotonの人気インストラクターによる広告なしのオンデマンドワークアウトクラス1,400本以上が利用可能。カタログには、筋力トレーニング、有酸素運動、ヨガ、瞑想、ランニングなどに特化したクラスが含まれており、Peloton専用の機器を用意する必要はない。
また、全ユーザー(無料含む)が「Yoga with Kassandra」「Caitlin K’eli Yoga」「Sweaty Studio」らクリエイターによる、数十種類のプレイリストやワークアウトの指導コンテンツを利用できるようになった。
Spotifyは、フィットネスコンテンツへの投資決定はユーザーデータに基づいたものだと説明した。有料会員の約70%が毎月ワークアウトを行っており、Spotify上には1億5,000万以上のフィットネスプレイリストが存在。また、AIを活用した「Prompted Playlist」機能をリリースした後、ワークアウト用音楽への需要が高まっていることも確認しているという。
榎本編集長「Spotify有料会員の約70%が毎月ワークアウトを行い、Spotify上に1億5,000万以上のフィットネスプレイリストが存在する——このグローバルデータを根拠に、Spotifyがフィットネスコンテンツに参入した。
提携相手のPeloton(ペロトン)とは、高級フィットネスバイクとオンラインクラスをセットで提供する米国発のオンラインフィットネス企業だ。コロナ禍に急成長したが、特需の反動で経営危機に陥りリストラを繰り返してきた。そのPelotonがSpotifyと組み、専用機器不要でワークアウト動画1,400本を提供する。
Spotifyがすでにユーザーの運動習慣の「サウンドトラック」として機能していた事実に、Pelotonのワークアウト動画を統合することで、「音楽を聴きながら運動する」から「Spotifyで運動する」へとユーザー行動を変える設計だ。
書籍、ポッドキャスト、音楽、そしてフィットネス——Spotifyが束ねるコンテンツの幅が広がるほど、ユーザーが「Spotifyを離れる理由」が減っていく。Pelotonにとっても、ハードウェア依存から「コンテンツの価値」で勝負する方向への転換だ。」














