昨今、駅の構内などでアイドルやタレントの誕生日を祝うポスターを見かけたことがある人は少なくないはず。
いわゆる「応援広告」と呼ばれるその文化は、アイドルやアーティスト、アニメキャラクターなどのファンが自分の推しを応援するために自ら広告主となって出稿・掲出する広告で、韓国が発祥と言われている。
推し活という言葉が根付いてから、しばらく経った今。タレントや事務所にお金を落とすのではなく、自分たちで広告主になるその文化は、日本に根付いていくのか。考察したい。
応援広告が日本に広まり始めたのは2019年ごろ
応援広告とは、推しの誕生日や入所日など、なにかをお祝いするために、ファンが主体となって企画・出稿する広告のこと。
元々は韓国にて、2016年ごろに放映されたオーディション番組『PRODUCE 101』(Mnet)に参加した練習生への応援広告を発端として同国内で急速に浸透していったと言われている。
その文化を受け継いでなのか、日本でも同番組の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』が放送されたタイミングで、運営事務局がファンが広告主となり練習生への応援広告を屋外などに掲示することを条件付きで容認。じわじわと広まっていった。
この応援広告、ファンが自分の”推し”を広めたいという思いと、駅に広告を出稿してほしいという広告代理店や鉄道会社の思いがマッチ。今では、各鉄道会社が積極的に受け入れている印象だ。
昨今はレジャー施設や大型ビジョンにも広がる
ここ数年では、駅構内だけでなくレジャー施設や大型ビジョンもジャック。
例えば、2026年3月にはJO1の川尻蓮の誕生日広告が観覧車に掲載されたとのこと。
さらに、最近では「FRUITSZIPPER」の真中まなさんの応援広告が新宿駅と秋葉原駅の大型ビジョンをジャック。彼女のメンバーカラーである空色に染まり、ファンはもちろん通行人の目を惹く、大々的な広告となった。
応援広告を停止する事務所も
しかし、その一方で超特急やM!LKらが在籍するスターダストプロモーションのEBiDANは今後の活動方針および広告管理体制の変更に伴い、2026年3月31日を持って、応援広告の新規許諾受付を終了。掲載期間は6月22日(月)週までということを2月に発表し、ファンを中心に衝撃が走る。
また、所属事務所からの許可を得られないと広告の掲載はできないため、全部の事務所がこの文化をOKとしているわけではないというのもポイント。今後、応援広告に各事務所が前向きな姿勢を示すのか、それとも否かは注目となりそうだ。














