Z世代の41%がソーシャルメディアを情報収集の主な手段としており、従来のグーグルなどの検索エンジンを優先する割合は32%にとどまるーー。ソーシャルメディア管理プラットフォーム「Sprout Social」が公表した、2026年の戦略策定に向けたソーシャルメディアのユーザー属性に関するデータ(2025年)から、こうした実態が明らかとなった。

ソーシャルメディアユーザーの52%は、特にユーザー生成コンテンツ(UGC)や個人の体験を探す際に、AIチャットボットよりもソーシャル検索を好むと回答。Z世代の過半数(52%)は、グーグルやAIチャットボットなどの他の検索手段を通じて得られる情報よりも、ソーシャルメディア上で見つけたブランドや製品の情報を信頼する傾向が強い。

商品発見においてトップのソーシャルメディアチャネルはFacebook(39%)だが、Z世代の約49%は特に商品発見のためにTikTokを利用している。

このほか、マイクロブログプラットフォームは、2026年1月にThreadsのデイリーアクティブユーザー(DAU)が1億4,150万人と、X(旧Twitter)の1億2,500万人を上回り、Bluesky(約4,250万人)を加えて三つ巴の戦いに。また、短編動画は一過性の流行ではなく、もはや標準だと指摘している。

(文:坂本泉)

榎本編集長「Z世代の52%がソーシャルメディア上のブランド情報を、Google検索やAIより信頼する——この数字の背景には「本物らしさ」への需要がある(米Sprout Social調べ)。公式サイトや広告ではなく、実際に使った人が投稿したUGC(ユーザー生成コンテンツ)が購買判断を動かす時代が続く。

TikTokが「信頼されないプラットフォームになりつつある」というハリス・ポールの調査が出た同じ時期に、「それでもZ世代の49%が商品発見にTikTokを使う」というデータが並んだ。

信頼と利用は必ずしも一致しない——これがソーシャルメディアの現在地だ。MEDIAMIXIが向き合うエンタメ×IT領域は、こうしたプラットフォームの変化と直結している。

どこで情報を発信するかが、誰に届くかを決める。Facebookが商品発見チャネルの首位(39%)を維持している点も見逃せない。TikTokが若年層をリードする一方、Facebookが全体では依然として存在感を持つという二層構造は、コンテンツ戦略を世代別に設計することの重要性を示している。短編動画が「標準」になった今、プラットフォームの選択と動画フォーマットの活用は、切り離せない課題だ。」