4月24日に北米などで公開を迎えた、アントワーン・フークア監督によるマイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael/マイケル』。米国での公開初週末における興行収入は9,700万ドルと、『オッペンハイマー』(2023、インフレ調整前)を上回り、伝記映画として歴代最高を記録した。米エンターテインメント誌「ザ・ハリウッド・リポーター」が伝えた。
公開初週末における世界興行収入は2億1,740万ドル(うち国外は1億2,040万ドル)に達し、音楽伝記映画としては過去最高。同作の興行収入予想は3,000万〜7,000万ドルとされていた。製作費は約2億ドルと、伝記映画としては史上最高額だ。
本作の配給を手がけるライオンズゲートにとっては、パンデミック以降で最高の成績。『ハンガー・ゲーム』シリーズ4作品と『トワイライト』シリーズ最終作に次ぐ、同社史上6番目のヒット作となった。成功の一因は、家族連れでも楽しめる内容にあるが、性的暴行疑惑には一切触れていないことが、批評家からあまり評価されていない一因にもなっている。
2026年の公開初週末における世界興行収入トップ3は現在、『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』『Michael/マイケル』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。
榎本編集長「製作費約2億ドル(約318億円)、公開初週末の世界興行収入2億1,740万ドル(約346億円)——マイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael』が伝記映画歴代最高の初週末成績を記録した。公開前の興行収入予想は3,000万〜7,000万ドルだったことを考えると、約3〜7倍を超える結果だ。
2026年の公開初週末世界興行収入トップ3が『スーパーマリオギャラクシー・ムービー』『Michael』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』という顔ぶれは示唆的だ。
マリオ映画と『Michael』は批評家からの評価が厳しい一方で興行は大成功という共通点を持つ——「良い映画より見たい映画が勝つ」という興行の現実が、2026年の映画市場でも繰り返されている。
ライオンズゲートにとってはパンデミック以降最高の成績で、配給会社の選択という観点でも注目される。没後16年を経てもマイケル・ジャクソンというIPが持つ経済的な重力は衰えていない。
ゲームIP、音楽伝記、原作SF小説——それぞれ異なる強みを持つIPが2026年の映画市場を彩っている。」














