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ソニー・ミュージックソリューションズは4月3日から5日にかけて、Kアリーナ横浜で開催された「CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2026」において、感覚過敏のある人でも音楽ライブを楽しめる「ライブ体験型カームダウンブース」の実証実験を実施した。

本プロジェクトは、ソニーのデザイン部門であるクリエイティブセンターと、乃村工藝社 未来創造研究所との共同によるもの。ブースは、映像・音響の刺激を調整できるシステムとモバイル型のカームダウン空間を組み合わせ、会場の熱気や一体感を保ちながら、負担を軽減したライブ体験を可能にする設計となっている。

開発にあたっては、発達障がいや感覚過敏のある人100名へのアンケートを起点に設計が進められた。単なる”配慮”にとどまらず、誰もがライブを楽しめる環境づくりを目指した点が特徴だ。

さらに、イヤーマフなどの感覚調整アイテムをアーティストグッズとして再定義した「センサリーバッグ」のプロトタイプも展開。従来のサポートツールという位置づけから、エンタテインメント体験を拡張するアイテムへと発想を転換した。

今回は招待制による試験導入として実施され、今後は検証結果を踏まえた本格展開を視野に入れる。ライブ体験の”当たり前”を見直す動きとして、業界への波及が注目される。