ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は7月1日、2028年以降に発売するPlayStation向けタイトルのディスク版の生産を終了すると発表。ビデオゲーム用ディスクの普及に貢献した同ブランドの今回の決定は、海外メディアでも「ビデオゲーム業界にとって大きな転換点」「一つの時代の終わりを告げるもの」と受け止められている。
2028年以降、新作は全てデジタル版で販売。移行期限前に発売されたゲームについては引き続きディスク版が販売される。
今回の決定について、SIEは利用実態を反映したものだと説明。ソニーの直近の算によると、PS4およびPS5のゲームソフト販売のうち、デジタルダウンロードは85%を占め、フィジカルは残りの15%を占めた。
一方、物理メディアは長きにわたりゲーム文化の定番であったため、多くのプレイヤーにとっては複雑な心境を伴うとみられる。先にロックスター・ゲームスが近く発売予定の『グランド・セフト・オートVI』のデジタル版限定での販売を発表すると、長年のファンが反発。依然として多くのゲーマーがパッケージ版の収集を重視していることが浮き彫りとなった。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「ソニーが、2028年以降のPlayStation新作からディスク版をなくすと発表した。ソフト販売の85%がすでにダウンロードで、物理はわずか15%だ。
この物理からデジタルへの流れは、音楽が先に歩んだ道と重なる。音楽はCDが主役だった時代からファイル共有で崩れ、iTunesのダウンロード販売を経て、いまに至った。
ゲームも同じ順路をたどってきたが、ある地点から進む道が分かれた。音楽は、ストリーミングと基本無料、サブスクを組み合わせたSpotifyの登場で潮目が変わり、「所有」から「アクセス」へと軸足を移した。
一方ゲームは、ハードを世代ごとに刷新できたため、本体と一体の著作権保護を強化し、ダウンロード販売を安定させられた。クラウドでのストリーミングも期待されたが、頼みの5Gが理論値ほどの低遅延を実現できず、伸び悩んだ。
結果、ゲームは「本体にダウンロードして所有する」形を保ったまま、別の進化を遂げたことが読み取れる。なお私個人は、ゲームだとパッケージ派なのでさみしい。。」














