メタ・プラットフォームズは4月22日、Threadsに、Meta傘下のプラットフォーム「Threads」は水曜日、文化イベント開催中にリアルタイムで会話ができる「ライブチャット」機能を導入すると発表した。リアルタイムの観点で先行するX(旧Twitter)に対抗。マーケティング分野においても大きな可能性を秘める。

Threadsユーザーは、コミュニティーハブ、フィード内のリンク、チャットホストのプロフィールページからライブチャットに参加可能。イベント終了後も、関連するライブチャットを検索して閲覧できる。テキストだけでなく、画像、動画、リンク、絵文字によるリアクションが可能。リアルタイムのアンケートやカウントダウン、入力中表示、スポーツの試合と連動したライブスコアなどの機能も用意されている。

当初は主催者を一部のクリエイターに限定。第1弾として、NBAプレーオフ期間中に「NBAThreads」コミュニティが開設される。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「Threadsがライブチャット機能を導入した。月間アクティブユーザー約4億人に達し、一部地域では1日あたりの利用者数でXを上回り始めているThreadsが、スポーツ観戦中の実況という「Xの最後の牙城」に踏み込む。

NBAプレーオフを起点に、著名スポーツジャーナリストをホストに迎えたリアルタイムのスコア表示・カウントダウン・最大150人のアクティブ参加者による熱量高い議論を、他のユーザーがリアルタイムで閲覧・リアクションできる「放送+掲示板」のハイブリッド体験が生まれる。

Xの「流れていってしまうタイムライン」とは異なる設計だ。

イーロン・マスク体制下で広告主の離脱とBot問題に揺れるXに対し、Metaの強固なモデレーションと広告基盤はNBAのようなライツホルダーにとって「安全な実況の場」として映る。将来はロックスクリーン上のウィジェットで試合状況を表示する計画もあり、アプリを開かなくても「実況の熱量」を届ける設計が進む。

TikTokがカラオケで音楽の熱量を組織化しようとしているように、Metaは「テキストのリアルタイム性」でエンタメ体験の実況インフラを握ろうとしている。」