まるで映画のワンシーン。SNSで映えるシネマティック演出。高層ビルの屋上、その縁に座るヒーロー。カメラは静かに回り込み、まるでハリウッド映画のような映像が完成する。

そんな”映画級シーン”が、今はAIで作れてしまう。

特別なCGスキルは不要。必要なのは「1枚の静止画」と「動画生成AI」だけだ。

この演出は作者自身が一部のプロンプトを公開している。本記事では、その公開情報をもとに制作フローを整理して紹介する。

この記事では、屋上に座るヒーローをシネマティックに見せる演出の作り方を、ステップごとに解説する。

この映像はSINTX.AIのDesignから「Nano Banana2」を使用し世界観を構築、Kling 3.0で動きをつけ、カメラワークを追加し動きを作り出すという流れで制作する。

ポイントは”印象的なポーズの静止画”をベースにすること。

制作フロー

Step 1:ヒーローの静止画を用意する

まず、ヒーローがビルの屋上の縁に座っている静止画を用意する。

ポイントは、赤と青のスパイダースーツ、超高層ビルの屋上、膝に手を置くポーズ、少し前かがみの姿勢。カメラの角度は正面・目線の高さ・ウエストアップ。この構図にすることで、映画のワンシーンのような画になる。ここが完成度を左右するポイントだ。

Step 2:AIでシーンを生成する

画像生成AIに、以下のようなプロンプトを入力する。作者はSINTX.AIのDesignから「Nano Banana2」を選択している。

動画内プロンプト:

A superhero in a red-and-blue spider suit is sitting on the edge of a skyscraper rooftop, front view, camera at eye level, medium waist-up shot.
The pose is identical to the first frame: torso slightly leaning forward, one hand resting on the knee, static cinematic composition.

重要ポイントは、高層ビルの屋上・スパイダースーツ・映画的な構図・静的で力強いポーズ。これで一気にヒーロー映画の雰囲気が出る。

Step 3:動画生成AIでカメラを動かす

完成した画像を動画生成AIにアップロードする。メインメニューの「Kling 3.0」を使用しよう。

動画内プロンプト:

Cinematic smooth 180-degree orbit camera movement around a superhero sitting on the edge of a rooftop.

を入力し「Generate」。AIが静止画をベースに、カメラがヒーローの周囲を回り込む映像を生成する。このカメラオービット演出によって、一気に映画のような映像になる。

Step 4:映像演出を仕上げる

最後に編集アプリで風の環境音・都市のアンビエンス・ヒーロー映画風のBGMを追加する。これで完成度がさらに上がる。

クオリティを上げるコツとして、ポーズは静かで力強く、体は少し前傾、屋上の高さを感じる背景、カメラはゆっくり回すことが挙げられる。AIは「それっぽさ」を拡張する装置なので、元となる構図が良いほど完成度も上がる。

このように、個人でも映画のようなワンシーンが作れる時代。実写・画像生成・動画生成、この3ステップで、映像の世界観は一気に広がる。

想像力とAIがあれば、映像はどこまででも拡張できる。