LinkedInは10月15日、一連のアップデートを発表。特に注目の新機能として、専門分野で影響力のあるユーザーが、LinkedInプロフィールから直接、1対1の有料コンサルティングを提供できるようになった。

この「アドバイスセッション」は現在、米国のBusiness Premiumプランの加入者が利用でき、対象地域は今後拡大される予定。30日以内のセッション予約が可能で、ホストはLinkedInプロフィールに統合されているオンライン決済プラットフォーム「Stripe」を通じて支払いを受け取れる。

米国のオンラインエンターテインメント専門メディア「Tubefilter」は、LinkedInはクリエイター経済への進出を進める中で、収益化という課題に対して「ブランドリンク(BrandLink)」「クリエイターマーケットプレイス」といった複数の解決策を提供してきたと指摘。これらの製品は他のプラットフォームと多くの共通点があるが、アドバイスセッションは、LinkedInならではの文化を活かした独自の収益化オプションだと述べた。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「これまで専門家が知見をお金に変えるには、本を書くか、講演に呼ばれるか、コンサルティング会社に所属するかが主な道だった。LinkedInの「アドバイスセッション」は、その間口を大きく広げる可能性がある。専門分野で影響力のあるユーザーがプロフィールから直接、1対1の有料相談を販売でき、決済はオンライン決済大手Stripeで完結する。現在は米国のBusiness Premium加入者向けだが、対象地域は拡大予定だ。日本でもスキルシェアサービスは定着しつつあるが、LinkedInの強みは「職務経歴そのものが信頼の裏付けになる」点にある。プロフィールが名刺から店舗へと変わるわけで、エンタメ業界でも、配信戦略や海外展開に詳しい実務家が個人として知見を販売する光景が当たり前になるかもしれない。働き方の選択肢が静かに増えていく変化として注目したい。」