コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、年次レポート『CESAゲーム産業レポート2026 プレビュー版』を発刊した。CESAが2026年に実施した、ゲーム開発者とCESA会員企業を対象とする生成AIの活用状況に関する初の独自調査の結果を掲載している。

調査では、ゲーム開発者の生成AIの業務活用が85.8%にのぼり、CESA会員企業が生成AI活用により最も期待する効果は「業務効率化・生産性向上」だった。生成AI利用における管理・運用上の取り組みでは、「人による確認・修正・監修を行っている」との回答が最多で、利用ツールの指定・制限や、出力物をそのまま利用しない運用が多くを占めた。

コンピュータエンターテインメント協会 常務理事 増田 努 氏 コメント

ゲーム開発者の8割超が生成AIを業務で活用しているという結果は、生成AIが開発現場で幅広く、着実に活用されつつあることを示しています。一方で、生成AIをめぐっては、著作権をはじめとする権利上の課題も指摘されており、ゲーム産業においても、こうした課題に十分配慮しながら活用していくことが求められています。

その中で、生成AI任せではなく、人による確認・監修を行うなど、適切な運用に向けた取り組みも進んでいます。新たな技術の可能性を取り入れながら、権利保護とのバランスを図り、人を中心としたゲームづくりの質をいかに高めていくかは、今後のゲーム産業にとって重要なテーマです。

本レポートを通じて、こうした変化を含む日本のゲーム産業の現在地を知っていただければと思います。