ウォルト・ディズニー・カンパニーは10月15日、スポーツコメディ・クリエイター集団「デュード・パーフェクト(Dude Perfect)」と包括的なクリエイティブ・パートナーシップを結んだと発表した。
この契約に基づき、デュード・パーフェクトのショートフォームコンテンツの一部を、Disney+、ESPN、およびディズニーのソーシャルメディアチャンネルを通じて配信。デュード・パーフェクトは、ディズニーのフランチャイズやイベントに着想を得た動画の制作にも取り組む。両者はスーパーボウル2027(ABC・ESPNで放送予定)、『スター・ウォーズ』50周年、マーベルの映画『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』公開などのイベントでコラボレーションする予定だ。
デュード・パーフェクトは昨年、75時間の間に全12カ所のディズニー・テーマパークを巡る企画を実行。再生回数は1,300万回を超えた。
デュード・パーフェクトは2009年、テキサスA&M大学の学生5人がトリックショットのYouTubeチャンネルとして設立。現在は本格的なスタジオへと成長し、米テキサス州フリスコに8万平方フィート(約7,400平方メートル)の施設を構え、多彩な番組制作やブランドとの提携を展開している。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「デュード・パーフェクトの歩みは、クリエイター経済の成熟をそのまま体現している。2009年、テキサスA&M大学の学生5人が始めたトリックショット動画は、いまやテキサス州フリスコに約7,400平方メートルの施設を構える制作スタジオ企業に育った。注目したいのは、ディズニーとの契約が「移籍」や「買収」ではなく、対等なパートナーシップである点だ。かつてネット発の才能がテレビや映画に進出することは、YouTubeからの「卒業」を意味した。だが今回、彼らは自前のチャンネルと施設と制作体制を保ったまま、Disney+やESPN、スーパーボウルという最高の舞台への接続権を手に入れた。配信先が増えるだけで、独立は手放さない。クリエイターが自らをスタジオ化し、大手と対等に組む。「クリエイター経済のディズニー」を志す集団が本家ディズニーと並び立つ姿は、この産業の次の標準形を予告している。」














