カバーは10月13日、自社のVTuber事務所ホロライブプロダクションと、テーブルトークRPG(TRPG)プレイ動画シリーズで人気の米独立系メディア制作会社クリティカル・ロール(Critical Role)との初のコラボレーション企画「シャタード・レジェンズ(Shattered Legends)」を発表した。

クリティカル・ロールの出版部門ダリントン・プレスから発売されたTRPG『ダガーハート(Daggerheart)』をプレイする番組シリーズで、クリティカル・ロールの声優たちとホロライブのVTuberが共演。米国のオンラインエンターテインメント専門メディア「Tubefilter」は「米国で最も人気の配信番組の1つと日本発の文化現象の結合」と表現している。

初回は11月配信予定で、ホロライブ公式YouTubeチャンネル(英語)やクリティカル・ロールYouTubeチャンネルなどで配信される。YouTubeの全エピソードに日本語字幕が付く。

クリティカル・ロールは、米国のプロ声優たちが集まってTRPGをプレイするストリーミング番組で人気を得て、現在では書籍、コミック、グラフィックノベル、コレクショングッズ、TRPG、ポッドキャスト、ライブイベント、アニメシリーズ(Prime Video独占配信『ヴォクス・マキナの伝説』)なども手がけている。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「クリティカル・ロールを知らない方に説明すると、米国の人気プロ声優たちが集まり、サイコロを振って物語を即興で紡ぐTRPG(テーブルトークRPG)のプレイ風景を配信する番組である。2015年に始まった「仲間内の卓遊び」の中継は熱狂的なファンを生み、アニメ化企画のクラウドファンディングでは約1,130万ドルを集めて当時の記録を塗り替え、Prime Videoのアニメ『ヴォクス・マキナの伝説』や出版、ライブイベントまで擁するメディア企業に育った。いわば「配信発のコンテンツ帝国」の米国代表だ。その帝国が初めて卓に招いた外部勢力が、日本代表のホロライブだったことになる。どちらも声の演技を核に、配信からグッズ、ライブへとファン経済を広げてきた同族である。全話に日本語字幕が付くのも心強い。日米の配信文化の頂点同士が同じ物語を紡ぐ夜を、楽しみに待ちたい。」