ライブネーション・エンターテインメントは10月1日、新会社クリエイターネーションに出資すると発表した。

クリエイターネーションはコンテンツ、コマース、ブランド提携、ライブ体験の各分野でクリエイターを支援。クリエイターがフォロワーを熱心なファンへと変え、持続可能なビジネスを築くことに注力する。クリエイターマネジメント会社や関連事業を買収・拡大していく方針で、最初の買収は今後数カ月以内に実施される見通し。

新会社は、アレクシス・フィッシャーとスコット・フィッシャー夫妻が率いる。アレクシス氏は2015年にインフルエンサーおよび音楽アーティストのマネジメント会社「タイムライン」(2024年にライブネーションに買収)を設立。スコット氏は2010年にタレントエージェンシー「セレクト・マネジメント・グループ」(2025年にプロパゲート・コンテンツに買収)を立ち上げた。

ライブネーションは、クリエイターネーションの資本パートナー、戦略的支援者として機能する(出資額は明らかにされていない)。フィッシャー夫妻は、ライブネーションの経験とリソースを活用しつつ、独自のチームを率いて同社をけん引していく。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「世界最大手のライブ企業ライブネーションが、クリエイター経済への本格攻勢に出た。資本支援する新会社クリエイターネーションは、コンテンツ、コマース、ブランド提携、ライブ体験を横断してクリエイターを支援し、マネジメント会社や周辺企業の買収も進める。掲げる使命は「フォロワーを、長く続くファンへ変える」ことだ。フォロワーは数字として存在しても、継続的な支出や参加につながるとは限らない。ファンは、お金と時間を投じ、次の活動にもついてくる。そして、その熱を高単価の事業に変えやすい代表的な出口がライブだ。ネット発のクリエイターが日米でアリーナ規模のイベントを成立させる例も珍しくなくなった。画面の中の人気を、会場の熱へ。その橋を架ける会社の登場である。」