<p>Netflixのテッド・サランドス共同CEOは9月30日、ブルームバーグ主催カンファレンスで、ユーザーエンゲージメントの伸び鈍化を認め、そのペースを加速させるべく、ライブ番組の配信などに取り組んでいると語った。米エンターテインメント誌「ザ・ハリウッド・リポーター(THR)」などが伝えた。</p>
<p>Netflixの視聴時間は、2026年上半期(1〜6月)に前年同期比2%増にとどまった。Netflixは年間200億ドルのコンテンツ投資額のうち約5%をライブ番組に費やしているが、それによる視聴時間は全体の約1%にとどまっており、投資対効果は芳しくない。一方で、サランドス氏は、ライブ配信が特に得意なのは「多くの新規登録者」を生み出すことであり、解約率の抑制にも役立つ上、広告主からも非常に好評だと述べた。</p>
<p>相次ぐYouTubeクリエイターとの契約については、戦略上の大きな転換を示すものではないと説明。「われわれはユーザー生成コンテンツのビジネスには参入しておらず、プロ制作コンテンツのビジネスに携わっている」とする一方、プラットフォーム上でプロ並みの番組制作を行っている人たちの収益化をより効果的に支援できるなら提携することも可能だと話した。広告付き無料プランの提供は、「中核となる製品を食い荒らす」ような代償を払ってまで行う予定はないとしている。</p>
<p>(文:坂本 泉)</p>
<p>榎本編集長「Netflixのサランドス共同CEOが、ライブ番組の費用対効果を興味深く読み替えた。同社は年間約200億ドルのコンテンツ投資の5%をライブに投じる一方、ライブが生む視聴時間は全体の約1%。一見すると割に合わない。だが過去5年で新規加入が最も多かった10日のうち、6日はライブイベントが生んだという。ライブは視聴時間ではなく、加入のきっかけ、継続利用、広告機会を生む装置なのだ。上半期の総視聴時間が前年比2%増にとどまるなか、成長の鍵は「何時間見られたか」だけでなく、「なぜ加入し、なぜ残るのか」を設計することへ移っている。」</p>














