Twitchは、スポンサーコンテンツに関して独自の取り組みを行っており、ブランド側が要件と参加枠を設定すると、パートナー登録済みの配信者が応募して参加できる「誰でも参加可能なキャンペーン」もその一つだ。
このキャンペーンが今回初めて、アフィリエイトにも開放された。Twitchにはアフィリエイトとパートナーという2つの提携・収益化プログラムがあり、アフィリエイトに比べ、パートナーとなるための条件ははるかに厳しい。
同社は4月6〜8日にかけて、ゲーム『マインクラフト』との提携の下、「タイニー・テイクオーバー」と題したスポンサー付きキャンペーンを実施。パートナーおよびアフィリエイトの配信者が、同ゲームでのプレイを1時間以上配信すると、最大1,000ドル(約16万円)の報酬を得られるというものだ。
これについて、Twitchは「スポンサー付きキャンペーンは従来、パートナー限定のものだったが、あらゆるレベルのクリエイターを支援すべきだと考えているため、対象を拡大することにした」と述べた。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「マインクラフトが配信者に最大1,000ドルを払って1時間のゲームプレイを依頼する——これは従来の広告とも、インフルエンサーマーケティングとも異なる新しい形だ。
ブランドが要件を設定し、配信者が応募して参加する「誰でも参加可能なキャンペーン」は、広告の発注と受注を自動化したマーケットプレイスだ。このモデルの本質は「マイクロインフルエンサーのバルク(一括)買い」をテクノロジーで可能にした点にある。
数十万人の大型配信者より、数千人の中小配信者が束になって届けるリーチの方が、特定のコミュニティへの訴求力が高い場合がある。Twitchがアフィリエイトにも開放したことで、参加できる配信者の数は一気に拡大する。
ゲーム業界では既にこのモデルが定着しつつあるが、音楽・映像・スポーツへの応用可能性も大きい。アーティストのアルバムリリースに合わせて、配信者が楽曲を使ったコンテンツを投稿すれば報酬を得る——そういったキャンペーンがTwitchの仕組みで標準化される日は遠くないかもしれない。
SpotifyのMarqueeやShowcaseがアーティスト側の「露出を買う」ツールなら、これはブランド側の「配信者を束ねる」ツールだ。」














