YouTubeは、4月10日から米国で開催される音楽フェスティバル「コーチェラ2026」のライブ配信を行うと発表。同フェスの主要ウェブ動画パートナーとして16年目を迎える今年は、多くのYouTubeユーザーが新機能「Stations」を初めて体験する場となる。
Stationsは、FASTプラットフォーム(広告付き無料ストリーミングTV)で一般的な常時放送チャンネルをYouTubeが独自展開したもの。YouTubeのライブストリーミング技術を活用し、同フェスに関連する特集、動画、パフォーマンスを盛り込んだ24時間放送を実現する。
IT系メディア「The Verge」によると、YouTubeはブルーノ・マーズを含む音楽業界のパートナーたちと協力し、同機能を密かにテストしてきた。トップYouTuberらがFASTプラットフォーム上に専用チャンネルを開設し、影響力を拡大する傾向がみられる中、YouTubeは同様のチャンネル開設を容易にすることで、より多くのトラフィックを自社プラットフォーム内に取り込もうとしているようだ。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「YouTubeがコーチェラのライブ配信パートナーとして16年目を迎える。その節目に「Stations」という新機能を初めて大規模に披露する舞台として選んだことは、意図的だ。
コーチェラ専用の24時間常時放送「Coachella TV」として展開されるこの機能は、TubiやPluto TVが開拓してきた「ながら見」需要をYouTubeのエコシステム内に取り込む戦略だ。
ブルーノ・マーズを含む約40のアーティストとの密かなテストを経て本番投入されるという経緯も、音楽との連携が機能の磨き上げに使われたことを示している。
DharMannやRhett and LinkといったトップYouTuberがRokuやSamsung TV Plusに独自チャンネルを開設する流出傾向への対抗でもある。
単なる中継の場から「リニアチャンネルを持つ場所」へ——コーチェラという世界最大の音楽フェスが、YouTubeの新時代の開幕式になる。」














