Raon

KRAFTONは4月9日、新たなAIモデルブランド「Raon(ラオン)」を発表した。音声対応LLM、リアルタイム音声対話、TTS、ビジョンエンコーダの4モデルをグローバルプラットフォーム「Hugging Face」にてオープンソースとして公開している。

「Raon-Speech」は90億パラメータ規模の音声言語モデルで、10B未満の公開音声言語モデルの中で英語・韓国語ともにグローバル最高水準の性能を記録。「Raon-SpeechChat」はリアルタイム双方向通信(Full-duplex)技術を採用した音声言語モデルで、韓国初のリアルタイム双方向音声モデルとなる。「Raon-OpenTTS」は公開音声データのみを用いて学習したTTSモデルで、学習データも合わせて公開している。

「Raon-VisionEncoder」は事前学習済みモデルを使わずゼロから独自学習させたビジョンエンコーダで、一部タスクではGoogleの「SigLIP2」を上回る結果を記録した。

KRAFTONは2025年に個人向けAIアシスタント「KIRA」を披露、2026年3月にはAIエージェント性能を高める「Terminus-KIRA」技術をオープンソースとして公開しており、今後も「Raon」を軸にAI技術競争力の強化を進める。

KRAFTON CAIO(最高AI責任者) コメント

今回の「Raon」モデルシリーズの公開は、当社がAI技術力を着実に蓄積していく上で重要なマイルストーンです。大規模な学習データと中核モデルをオープンソースとして共有することで、研究者や開発者が自由に活用できる環境を整え、マルチモーダル技術の発展と韓国のAIエコシステムの成長に貢献できることを期待しています。